朝練の 森に流れる 気合声 早朝参拝者
川瀬にも 風の気色ぞ 今朝の秋 道心
向日葵の 迷路に入りし 天仰ぐ たけし
踊り手や 音頭取りにて 和がなごむ たけし
窓辺より のぞき込みたり おにやんま やまと
西の田の 稲穂はやくも 首をたれ あきの
夏山や 名をおぼえたる ワレモコウ 孝
孫帰り 月下美人が なぐさめと 松子
熱中症 庭の雑草 かからぬか 松子
夏休み 帰省で癒える 娘孫 房江
つゆ明けの マイナスイオン 夫婦杉 静穂
夏山の 挨拶一つ 「こんにちは」 こだまに響く 子ら 元気なり 孝
つくば嶺に 夏雲湧きて 稲妻は 稲穂の波に 夕立ちもなし 静穂
蝉しぐれ アヒルの親分 亀吉と 名づけて遊ぶ 社池端 静穂
明け六(むつ)の 新聞手にし 涼新(りょうあらた) すみれ