9月の月替わり御朱印のお知らせです。
まず見開き御朱印は「秋の七草」です。
春の七草は、七草粥の材料としてスーパーの店頭に並んだりしますのでご存知の方も多いと思いますが、秋の七草はあまり知られていないような気がします。
秋の七草という言葉は知っていても、七草の名前を言える方は少ないのではないでしょうか?
春の七草は、七草粥に用いる七種の野菜を指しますが、秋の七草は花を楽しむ七種の野草を指します。
今回の御朱印にも書き入れしました山上憶良の和歌「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」(万葉集)により、秋の七草は広く知られるようになったといわれています。
この和歌に続き「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花」とあります。
読めますか?
「萩の花」は、「はぎのはな」。そのままですね。
「尾花」=「おばな」はススキのことです。
「葛花」はクズの花ですね。
「瞿麦の花」=「なでしこのはな」は、文字通りナデシコのことです。
「姫部志」は「女郎花」とも書き「おみなえし」と読みます。オミナエシの花ですね。
「藤袴」は「ふじばかま」。
「朝貌の花」は「あさがおのはな」で、諸説ありますが現在の朝顔ではなくキキョウの花を指すようです。
「朝顔」は奈良時代に初めて日本にもたらされたようで、憶良の時代には一般にはまだあまり知られていなかったようです。
皆さん覚えられましたか?
私も今回の御朱印で、いろいろ勉強させていただきました。
続いて、単ページの御朱印は「稲穂と白鷺」です。
間々田八幡宮が鎮座する小山地区は稲刈りが早く、8月の下旬には多くの田圃で稲刈りが始まります。
そしてコンバインが通り過ぎたあとには、突然住処を失ったカエルやイナゴが飛び出してきて、それを狙った白鷺たちが大量に飛来します。
小山地区ではおなじみの初秋の風景を御朱印にしてみました。
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