紫陽花の 色様々に 風渡る 康博
雨の中 舗道彩る 紫陽花や たかお
ほんとうの 色は一日 七変化 たけし
梅雨入りの 着信音か 通り雨 K三郎
黒南風や 絶えぬ一瞬の 先の風 悦子
葭切の 声溌剌と 礼儀良し ひとし
匙そえて 半割メロン 馥郁と 幸次郎
寺社めぐり 早六年目 楽しいな みら
あじさいや 花に鳴る音の 色彩か 土谷
どくだみの 香りの中に 祈る人 舞
手を添えて どくだみの香や 風清し 風
目に染みる あぢさいの藍 風涼し 風
夏の朝 刈ったばかりの 芝伸びる ハニー
ホトトギス 特許許可局 きょうにまた ハニー
ふと見れば 雨音に咲く あじさいは 貴女うつした にじの世に Yuki
浮かぶ月 寄りそい輝く 星見上げ 想よ届けと 叶わぬ願い Yuki