こま犬の 秋の社を 守りおり 洋子 久々に 参る社の 肌寒さ まさこ 昼さがり 妻と香るは 金木犀 ...
人の棲む 気配もあらず 天気草 そよ 新米や 旬を迎え 三杯目 雅子 新米の とりもつ絆 強めたり ...
夏霧や 青田の色と さぎの群れ しずほ 朝顔や 葉に雨蛙 座禅かな 孝和 緑陰の したたりをりし 鯉...
若葉浴 心の襞を 揉みほごす 仁 低気圧 下りて涼しや 暑中見舞い 晃子 梅雨明けて 翠黛の岳 幾重...
遷宮の 白地の匠 芒種かな 仁 水無月や 式年準備 粛々と 祐 遷宮を ひかえて社 緑こし すぎの ...
昼休み ふとたちよりし 静けさや ミナ 人生の 余白むかえて 杜若(かきつばた) 仁 ぼうたんの 艶...