11月23日の新嘗祭にあわせ、間々田八幡宮の社伝に由来する「無事かえる像」のお披露目を行いました。
江戸時代の旅姿をした、高さ35センチほどの可愛いカエルの像です。
当神社の代表的なご利益の1つである「病気平癒」を象徴する像となっております。
その由来は以下のとおりです…
江戸時代に八幡宮境内に建立された芭蕉句碑「古池や 蛙飛こむ 水の音」。
その碑の裏側には以下のような碑文が刻まれています。
『間々田村の田口久七は、北陸旅行中に病に倒れ、いかなる薬師の業も効果なく、生きて帰ることを諦めかけたが、故郷の鎮守 間々田八幡宮を心に浮かべ一心に祈ったところ、病たちまちに癒え、無事帰郷することができた。神恩に感謝し、このことを後世に伝えるためにこの碑を建てた 嘉永六年九月』
田口久七が故郷の鎮守の池に棲むかえるの姿に芭蕉の名句を重ねて伝えようとした感謝の思いに「無事かえる」像というかたちを与え、あらためて境内に祀ることで、病気平癒のご利益を頼りに当神社を訪れる参拝者の皆様に、少しでもお力をお頒かちできればと考え、この像を建立しました。
祈願絵馬も作りました
絵馬掛けはユニークな八角形です。
地元の島野工務店様が腕によりをかけて制作してくださいました。
地元紙の下野新聞様にもご掲載いただきました。
本当は撫でていただく像なのですが、今はそれも叶いません。
皆様像の前で手を合わせてご祈願ください。