木もれ陽に 暑さをふくめて つき進む 章人 夏色の 空に輝く 水しぶき 川上 柿若芽 みどり色こく 池の面に すぎの 初芹や かもくな人の 蕎麦語り 山舟 飲みほせよ 歓声あがる 蛇の泳ぎ 孝和 蛇の勇壮 世相に合わせ 顔やさし 松子 草取りに 狭き花だんの 花笑う 松子 静けさに 作りたけれど ならぬこの句 あかね 大震災 なにかが変わった 私の心 穂奈美