放列の 水呑儀式 夏隣り 道心
龍天や 幟の竜王 翻えり 道心
もやの中 影ふたつゆれ 笑顔みゆ 静穂
土運び 左官はじまる ツバメかな 孝和
来訪者 巣作り初の ツバメ二羽 松子
田植えあと 緑の濃淡 白きサギ 松子
竜巻の 免れし古墳の 深みどり 群すずめ
かわほりの 施設の空を 行き交へり 群すずめ
燕来て 心和む日 続くなり たけし
境内の 神楽ばやしに 孫おどり たけし
木もれ日や リングの影が ゆらゆらと 遠い昔に 想いはせつつ 静穂
荘厳な 音楽流れ 校庭は 感嘆の声 感動の余韻 静穂
大病の 三度びのり越え 手を合わす ありがたきかな 間々田八幡 孝和
静かなる 木々の風音 八幡宮 あいこ
新緑を おさえて光る 陽のリング すぎの