朝ぼらけ カメラ持ち出し 雪を踏む 孝和 春誕生 内孫待つ身 おなじ干支 松子 お年玉 御礼にもらう 風邪・疲れ 松子 おしゃべりの 花咲く宮の 冬日向 小磯 来し方の 余白を埋めり 杜若 道心 秋深し 澄みわたる空 けたたまし 杉の梢に 百舌の一声 こぼり 神仏の 順に回る 初詣 寺先にすな 神が光也 旅人 山を越え 谷を渡りし 八十路かな 末すこやかに 雲流れゆく こぼり 暮れなずむ 街に灯りが ほのぼのと 悩みしわれの 心なごめる こぼり