池映す 晩秋の色 霜かぶり 松子
八幡宮 幼児の笑顔 菊の鉢 松子
石段の 名前読み読み 菊の鉢 孝和
木洩れ日に 二三歩先の 冬隣 雅
新蕎の 五合ざるの 香りかな 祐
八幡宮 錦秋の彩り 水面にも 利
老ぬれど 願いごとありし 流れ星 そよ
神殿に 並ぶ菊鉢 稚児の顔 花房の数 かしわ手願う 松子
大輪に やさしく抱かれ 園児の名 八幡宮の 菊花展かな 孝和
夏去りて 秋訪れし 山里に 衣替えせし 紅葉狩りする こぼり
信濃路を めざしてゆくや バスの旅 秋しぐれふり 煙る山なみ こぼり
信濃路の 上山田なる 湯の里や 夜空の光 雄山の宿 こぼり