境内の 音ひそやかに 落葉踏む 静穂 雨降りの さびしき土俵 秋をしのびぬ 美恵子 夕まぐれ 石蕗凜と 時を止め 晴子 境内の 祖父かさ(テント)あふる 孫の菊 松子 菊の段 園児水やり 顔の笑み 松子 菊の鉢 一七五(イチナナゴ)名の園児たち 手をつなぎては 社で唄う 孝和 幾年も ひとりで育てる 菊の花 社の風が 心よしかな 孝和 報道の 「やしろ菊展」にぎわいて 品評の声 作り手笑顔 松子 男体も 筑波も見ゆる 堤にて また登りたし この足癒えて 晴子