小春日や 孫と読む本 ぐりとぐら はるこ
ひいらぎや 鬼門に白き 香りかな はるこ
夕暮れて 外は明るし 石蕗(つわ)の花 はるこ
曇天に 煌めく紅葉 草木ダム 祐
秋ふかし お米談義に 華がさき 祐
冠雪の 眺望富士や 生井土手 祐
一途なる オヤジの背中 いわし雲 祐
小菊より 子達(こら)の会話が 聴えくる 舞
菊香る 八幡の杜の 雅楽よし 風
朝寒し 昼温い 落葉ふみ 風
木もれ陽に 貴女(きみ)の横顔 うれしそう 風
りんご畑 家族の想い 蜜とあふれる松子
丹精な 菊の輪のごと なごむ参拝 松子
社段(やしろだん) ボク・わたしの菊見てね 声高らかに 児ら手を合わす 松子
八幡宮 久しぶりに手を合せ 心しずかに 時をすごせし キミ江