午後の社 クラシックに 桜舞ふ 舞
桜吹雪 肩に両手に 君の瞳に 舞
桜散る 紅白ピンク 三重奏 風
桜舞う 川面のひ鯉 飛びはねる 風
花筏 行き着くところ 探しかね 笙
神の池 なめらかな風 夕桜 のぶこ
遠回りしても 坂道 花あけび のぶこ
伸びる茅に 強く柔と 旬の水 星一
悩ましや コロナ自粛の 花月夜 はるこ
風光る 帰国孫(こ)の 新(さら)の制服 はるこ
鶯に 合の手入れて 杣の道 はるこ
新緑に 背丈のばせし 山桜 まつこ
コロナ禍に あわせて買物 春田水 まつこ
さくら咲く 華やかなれど 吾ひとり 道心
さくら咲く 名残とどめて 回顧かな 道心
エビネ草 みやげ根づいて ふた昔 純白色に いとおしさ増す 松子